更年期障害の症状のひとつともいわれている「のぼせ」。のぼせるという状態はどのようなときに起こるのでしょうか。原因の中には病気が隠れている可能性もあるので、しっかりとチェックしましょう。
原因1
のぼせの原因としては、高血圧などをはじめとする生活習慣病の病気である可能性があります。また、のぼせがおこるのは自律神経の不調によるもの。特に、閉経の付近の女性、40代から60代くらいに現れやすい症状です。
原因2
更年期といわれる時期になると、ホルモンが減少してしまい、自律神経の働きに狂いが生じてしまうことがあります。そうなると、体温調節が上手くいかなくなり、暑くないのに暑いと感じてしまったりするようになってしまいます。自分が冷え性だというような人は特に注意が必要です。ホットフラッシュや冷えのぼせがおこることもあります。
原因3
最近では20代頃から冷え性がひどい、という人が多く特に女性に多いです。冷え性の中の冷えのぼせという症状は、上半身は冷えていませんが、手先や足先などが冷えてしまうというものです。ほてる部分と冷えた部分がある状態になり、緊張したり、睡眠の質が悪くなったりしてしまいます。
のぼせると感じたら、食生活や生活習慣にも注意することが大切です。なるべく塩分の多い食べ物は避けて、カフェイン等もあまり摂らないようにしましょう。また、冷たい飲物を摂ると身体が冷えてしまいます。冷えると冷えのぼせに繋がることもありますし、血行が悪くなってしまうこともあるので身体を冷やさないようにすることも大切です。のぼせるからと行って冷やそうとするのはやめましょう。
また、運動不足の人は血行が悪くなったり、自律神経が不調になったりする可能性が高いので、身体を動かすことがおすすめです。無理になるような運動はせずにヨガやストレッチなどでリラックスしながら運動を楽しみましょう。ストレスを溜めないことも大切な予防法です。
のぼせるということがあまり無いようにするためには、身体を冷やさないことや運動を習慣づけることが大切です。また、長くお風呂に入ることや首の周りを冷やしたりすることはおすすめしません。しかし、それだけではのぼせるということはなかなか治らないという人も多いはずです。どうしても早く治したい、と思うときはクリニックに行ってみると良いかもしれません。
クリニックでは更年期障害の症状なのか、何が原因でのぼせているのか原因を突き止めてくれるはずです。もしも、ホルモンの影響でのぼせているのであれば、ホルモンを補充するというような治療法もあります。また、漢方薬で血行を良くしたり、のぼせるということを解消したりもしますので、専門の医師に相談してみましょう。
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