目の下のたるみは目の周りの刺激が原因

自己流マッサージやコンタクトレンズの付け外しなども
「目の周りへの刺激・たるみ」の原因に

目の周りの自己流マッサージ

マッサージは、血管やリンパ線を刺激して代謝をよくするために有効だといわれています。そのため、美肌のために顔のマッサージを行っている人も多いと思いますが、間違ったやり方は、目の下のたるみをつくってしまう原因になります。目の周りのマッサージは、指で皮膚を伸ばしたり、動かしたりします。

そうすることで皮膚が伸ばされたり、目の周りにある繊細な筋肉へのダメージにつながったりして、たるみが起こってしまうのです。 ましてや自己流で、マッサージの際に何もつけずに行っているなら、皮膚への刺激はさらに大きくなり、肌がたるんでしまう可能性が高くなります。

正しいマッサージはたるみの改善にも有効ですが、「自己流」は逆効果なのです。

コンタクトレンズの付け外し

コンタクトレンズを使用している人は、コンタクトをつけたり外したりする際に、目の下の皮膚を引っ張ったりしていませんか？

何気ない動作のように思えますが、これが1日最低でも2回、それが毎日続くとなると、目の下の皮膚や筋肉に大きな負担となり、たるみを引き起こします。

コンタクトを外すときには、専用のスポイトを使って外す、装着するときは、目の下の皮膚を引っ張るのではなく、目をできるだけ見開き、上まぶたのまつ毛の生え際だけを引き上げてつけるようにしましょう。

肌に合わない化粧品

肌に合わない化粧品も目の周りの皮膚に影響を与えます。たとえば、洗浄力が強すぎたり、刺激の強い洗顔料や化粧品を使っていると、肌に必要な成分まで落ちてしまい、バリア機能が低下したり、肌を極度に乾燥させたりします。

肌の乾燥はさまざまな肌トラブルの原因となります。目の周りはとくに敏感で乾燥しやすいので、当然、乾燥によるたるみを引き起こしやすいのです。また、しっとり感にこだわった化粧品も、使い続けるうちに肌のバリア機能を壊してしまうことがあります。

肌のバリア機能が壊れると、内部に水分を保持することができなくなり、コラーゲン・エラスチンを減少させ、たるみが生じます。クレンジングや洗顔時、目の周りをグリグリこすったり、化粧水や乳液をつける際にも目の周りを叩いたり、肌をゴシゴシこすると、皮膚や筋肉に刺激を与えてしまうので注意しましょう。

「目元ケアのがんばりすぎ」が
たるみを引き起こす場合も…

目の周りの刺激は、皮膚のたるみや筋肉のたるみを引き起こします。また、筋肉のたるみによって脂肪のたるみにつながります。また、筋肉が衰えて血行不良が起こることでむくみが生じ、たるみを引き起こす場合もあります。

このように、目の下のたるみの原因には「皮膚のたるみ」「筋肉のたるみ」「脂肪のたるみ」「むくみ」の4つの要素が関係しています。

たるみ予防のためといってアイクリームなどを一生懸命塗っていても、その「がんばりすぎ」 が逆に刺激となってしまうこともあるのです。目の周りは極力触らないことがポイント。 目の下のたるみを改善するには、自分のたるみがどの状態なのかを見極めた上で、症状に合った最適な治療を行うことが重要です。

目の下のたるみを改善する
ポイントは
「自分のたるみの
種類に合わせた治療を受けること」

目の周りの刺激による目のたるみを改善するためには、マッサージなど、直接、目の周りを刺激するようなことは避ける、コンタクトレンズの装着時に皮膚を引っ張りすぎない、刺激の強いクレンジング剤や化粧品の使用を控える、紫外線を防ぐ、目の使い過ぎに注意するなど、自分でできるケアもあります。しかし、早く確実に改善するなら、美容皮膚科を受診するのが一番。

しかし、美容皮膚科ならどこでもいいのかというとそうではなく、信頼できるクリニックを選ぶ必要があります。 まずは、目の周りの施術が得意なこと、そして、丁寧にカウンセリングをした上でたるみの原因をしっかり説明し、オーダーメイドのように、一人ひとりに合わせた治療法を提案してくれるなど、親身になって治療をしてくれるクリニックを選びましょう。