美容クリニックで行われる若返り施術ガイド » フェイスラインがたるんできた » フェイスラインがたるむ原因を徹底分析 » クセや生活習慣などが原因でフェイスラインがたるむ

たるみの原因になる生活習慣

加齢や病気、体質の変化などの他にも、生活習慣や日常のクセなどによってフェイスラインのたるみが悪化してしまうことがあります。

フェイスラインのたるみの原因は様々

加齢による皮膚組織の機能低下や、表情筋の衰え、むくみによる影響などの他にも、日常的な動作や色々な生活習慣によって、フェイスラインのたるみが進行してしまうことがあります。

喫煙習慣

みなさんは「スモーカーズ・フェイス(タバコ顔)」という言葉を耳にしたことはありますか?顔色が悪くシワが目立ち、肌のハリやツヤが損なわれた肌のことをこのように呼びます。(※1)タバコに含まれるニコチンはたったの1本で「レモン半個分のビタミンCを破壊する」といわれていますが、ビタミンCはコラーゲンの生成やメラニン色素の代謝に不可欠なだけでなく、人間の天敵ともいえる活性酸素を除去してくれる大事な成分。喫煙によりビタミンCが欠乏すれば、皮膚を支えるコラーゲンやヒアルロン酸の生成を妨げたり、代謝機能を低下させたりと、百害あって一利なし、というわけです。

さらに公益社団法人鹿児島県医師会の公式サイトでは、特に喫煙が女性の体へ与える悪影響として、女性ホルモンの減少を挙げています。(※2)

女性ホルモンの減少は皮膚の老化や皮下組織の機能低下、骨粗鬆症による顔面骨格の萎縮といったリスクを高めるため、喫煙によりフェイスラインがたるみやすくなるとも考えられているのです。

運動不足・寝たきり生活

運動不足は、体の代謝機能を低下させたり、様々な生活習慣病のリスクを上昇させたりと、体における危険因子として知られています。

また、公益財団法人長寿科学振興財団の健康長寿ネットでは、運動不足が顔や全身のむくみの原因の1つとしても挙げられており、日常的に運動習慣を取り入れていくことは、たるみの予防や健康維持にとって大切です。(※3)

その他、「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」では、寝たきりの期間が長くなると骨の形成機能が低下するため、たるみの原因の1つである骨粗鬆症のリスクが上がってしまうとされています。(※4)

普段の姿勢や仕事中の体勢

普段から猫背を続けている人や、長時間のスマホ操作やパソコン作業など、ずっと前傾姿勢を取っている人の場合、フェイスラインにも悪影響が出る可能性があります。

顔面が下を向いている時間が長ければ長いほど、重力によって皮膚や脂肪を支える組織に負担がかかりやすくなり、結果的にたるみとして現れるリスクが高まるからです。

同じ表情の維持

国際医療福祉大学三田病院放射線診断センターなどの研究グループが、顔の老化には顔の筋肉(表情筋)の萎縮・衰えが大きく影響しているという研究報告を発表しています。(※5)

表情筋が衰える原因としては、加齢や栄養不足の他にも、表情の変化の乏しさなどが知られていますが、実は接客業で明るい笑顔を浮かべているような人でも、表情筋が衰えるリスクがあるといわれています。

決まった形の表情(たとえば笑顔)をずっと維持しなければならないような職種の場合、表情筋を使っているように見えても、実際には特定の表情筋だけがコリやすくなり、血行やリンパの流れが悪くなっているというケースが考えられます。

表情筋の機能維持に大切なことは、普段から表情を変化させて、全顔の筋肉を動かすことです。夜寝る前に鏡の前でいろいろな表情で普段使わない筋肉を動かすように意識してみるとよいでしょう。

間違った頭皮ケア

頭皮は顔の皮膚同様に繊細で、ダメージを受けやすく、乱暴なマッサージや不適切な洗髪方法により毛穴がふさがったり、過剰に乾燥したりして、頭皮がたるんでしまう可能性があります。

またシャンプーしたあと自然乾燥にしている人は要注意!頭皮が湿った状態のまま放置すると雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮環境が悪化するからです。

頭皮と顔の皮膚は一枚の皮でつながっており、頭皮がたるんで下がってくれば、必然的にフェイスラインもたるみやすくなってしまいます。

ふだん顔ばかり気にして頭皮ケアを怠りがちな人もいるかもしれませんが、若々しさを維持したいのであれば、頭皮ケアを見直すことをおすすめします。

◆参考サイト

※1:亀田グループ医療ポータルサイト

「女性とタバコ」 http://www.kameda.com/patient/topic/nonsmoking/03/index.html  (2019年5月9日参照)

※2:公益社団法人鹿児島県医師会,健康トピックス,「女性特有の影響も…―女性と喫煙―」[online]http://www.kagoshima.med.or.jp/people/topic/2009/286.htm(2019年4月23日参照)

※3:公益財団法人長寿科学振興財団健康長寿ネット,「浮腫」[online]https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/rounensei/fushu.html(2019年4月23日参照)

※4:骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会(2015),「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」[pdf]http://www.josteo.com/ja/guideline/doc/15_1.pdf#search=%27加齢+骨密度低下%27(2019年4月23日参照)

※5:奥田逸子,他(2011),第15回臨床解剖研究会記録2011.9.2~3,「顔面加齢の画像解剖学的検討―顔面加齢は画像でも説明できる―」[pdf]http://www.jrsca.jp/contents/records/contents/PDF/12-PDF/p46.pdf#search=%27顔+加齢+萎縮%27(2019年4月23日参照)

サイト監修

筒井先生

セオリークリニック院長

筒井 裕介先生

「お一人おひとりに合わせた
"より自然な若さ"をご提案します」

美容のためにクリニックへ通うことに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。けれども、外見が気になって気持ちが前向きになれない、自分に自信が持てないというのはとても残念なことです。
今回監修いただいた筒井先生の在籍するセオリークリニックでは、カウンセリングを重視し、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療を心がけています。美容クリニックは敷居が高いと感じている方も多いかもしれませんが、まずはお気軽にご相談ください。

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