頬のたるみの最大の原因は、皮膚の老化です。皮膚の老化の原因は、皮膚内部におけるコラーゲンやヒアルロン酸などの生成量の減少。ここでは、頬のたるみの原因となる皮膚の老化に関して解説しています。
頬のたるみの原因には、さまざまなものがあります。皮膚の老化、表情筋の衰え、生活習慣、むくみなどです。
それら複数の原因のうち、特に頬のたるみを招く大きな原因が皮膚の老化。20代などの若い方の中に、頬がたるんでいる人は多くは見られません。しかし、たとえば50代の方になると、大なり小なり、どんな方でも頬はたるんでいます。
私たちは、加齢を避けることができません。加齢を避けることができない以上は、症状の現れ方には個人差があれ、いずれ、どんな方でも頬がたるんでしまうことになります。
人は誰しも、加齢にともなって皮膚の内部にある各種のハリ成分が減少してきます。皮膚のハリを支える代表的な成分が、コラーゲンとヒアルロン酸。ともに、もともと人間の体の中で自動的に作られている成分の一種です。
コラーゲンとは、動物の皮膚の内部や軟骨、腱などに存在するタンパク質の一種。皮膚に存在しているコラーゲンは、肌にハリを生み出す大事な役割を持っています。
ところがコラーゲンは、加齢とともに、その生成量が徐々に減少。皮膚のハリを支える大事な成分が減少するということにもなるので、頬は少しずつたるんでいきます。
なお、0歳児の体内に存在しているコラーゲンを100とすると、30歳の時点でのコラーゲンの量は40、50歳の時点でのそれは20以下になると言われています。
人間の皮膚のハリを支えているもう一つの重要な成分が、ヒアルロン酸。コラーゲンと同様に、皮膚の中で自動的に生成されている成分です。
やはりヒアルロン酸も、加齢とともに、その生成量が減少。仮に20歳の頃のヒアルロン酸の量を100とすると、40代後半までは100を維持できるのですが、50代からその生成量が一気に減少。60代になると、生成量は50まで低下します。
皮膚の老化のスピードには体質的な個人差がありますが、もっとも大きい老化の原因は、体質ではなく紫外線です。皮膚の老化の原因の7割は「光老化」、つまり紫外線による老化と言われています。
紫外線には、コラーゲンやヒアルロン酸など、ハリを維持するための成分を破壊する働きがあります。加えて、コラーゲンやヒアルロン酸を生み出すための線維芽細胞も破壊します。紫外線を浴びる量・時間が多い人ほど、皮膚の老化が早くなると考えて間違いありません。
皮膚の老化スピードを抑えるためには、こまめなUVケアが必要です。
サイト監修
セオリークリニック院長
筒井 裕介先生
「お一人おひとりに合わせた
"より自然な若さ"をご提案します」
美容のためにクリニックへ通うことに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。けれども、外見が気になって気持ちが前向きになれない、自分に自信が持てないというのはとても残念なことです。
今回監修いただいた筒井先生の在籍するセオリークリニックでは、カウンセリングを重視し、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療を心がけています。美容クリニックは敷居が高いと感じている方も多いかもしれませんが、まずはお気軽にご相談ください。
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