口元のシミは、紫外線や外的刺激のほか、ホルモンバランスの乱れや婦人病が関係している場合があります。シミの原因をしっかり見極め、それに見合った予防法&治療法を選択するようにしましょう。
原因1
口周りのシミの場合、婦人病が関係している場合があるといわれています。卵巣の病気の前兆などで口元にシミができることがあります。口元のシミに加え、生理の調子がよくないという場合には、大きな病気が隠れていることがあるので、体の不調を感じたときには、一度、診察に行ってみるといいでしょう。
原因2
口元のシミは、ホルモンバランスが乱れているときにもあらわれます。ピルを服用していたり、妊娠しているとき以外にも、加齢によって女性ホルモンの働きが衰えてくると、シミができやすくなります。また、自律神経が乱れると、口元にシミができやすくなるといわれています。ストレスがたまっていると、肌荒れだけでなく、シミも発生させるので、適度にストレスを発散させることを心がけましょう。
原因3
口周りのシミは、色素沈着によって起こることが多々あります。というのも、口周りはさまざまな刺激を受けやすいからです。紫外線はもちろん、クレンジングや食事の後、鼻をかんだときなど、唇をこするなどして、知らず知らずのうちに刺激を与えてしまっています。
リップメイクや、香辛料などをたっぷり使った食べ物を食べたりすると、口元も刺激を受け、色素沈着を起こすことがあります。
口元は、食べ物などの刺激を受けやすいので、食後は、口周りの汚れをしっかり取るようにしましょう。ただし、強く、何度もこすったりすると、その刺激によって色素沈着を起こす場合もあるので、優しくぬぐうようにします。
体調が良くなることで、シミが改善されることもあります。生理不順など、気になる症状がある人は、シミのケアだけでなく、そちらの治療も行ってみてください。
唇はもちろん、口周りも、口紅などの刺激を受けます。口紅やリップグロスの成分が合わない場合、それが原因でシミができることがあるので、かゆみや刺激を感じた場合は、使用を中止しましょう。
口元に限らず、すべてのシミは少なからず紫外線の影響を受けています。外出時には紫外線対策を欠かさないようにしましょう。
口元のシミの治療法としては、美白有効成分が配合された化粧品によるスキンケアや、ビタミンC、ビタミンE、βカロテンなどのビタミン類をサプリメント等で摂取する方法があります。
クリニックでは、レーザー治療、光治療、ピーリング、内服薬、注射、点滴などの治療を行っています。一般的なのはレーザー治療で、沈着したメラニン色素を吸収して肌のターンオーバーを整えて、シミを改善していきます。
光治療は、色素沈着した肌細胞を取り除いて、肌のハリやキメを整えます。顔全体に照射できるので、シミだけでなく、キメや赤みなどにも有効です。
このほか、肌に沈着した古い肌細胞を取り除くピーリング、ビタミンCやトラネキサム酸などの内服薬、美白成分の注射・点滴など、症状に合わせた治療を選ぶことができます。
サイト監修
セオリークリニック院長
筒井 裕介先生
「お一人おひとりに合わせた
"より自然な若さ"をご提案します」
美容のためにクリニックへ通うことに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。けれども、外見が気になって気持ちが前向きになれない、自分に自信が持てないというのはとても残念なことです。
今回監修いただいた筒井先生の在籍するセオリークリニックでは、カウンセリングを重視し、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療を心がけています。美容クリニックは敷居が高いと感じている方も多いかもしれませんが、まずはお気軽にご相談ください。
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