唇にシミができるというと意外に思う人もいるかもしれませんが、紫外線のほか、摩擦によるダメージなどもあり、意外にもシミができやすい場所です。唇にシミができる原因を知って、しっかりケアしてあげましょう。
原因1
当然のことながら、唇も紫外線を浴びます。唇は、皮膚が薄い上、皮脂腺がないので、外部からの刺激を防ぐためのバリア機能がありません。また、唇は、紫外線から肌を守るメラニン色素がほとんど作られません。そのため、唇は紫外線の影響をダイレクトに受けてしまい、日焼けしやすく、シミができやすい部位なのです。唇が乾燥したり、皮がめくれたり、腫れて痛みが出ているようなら、日焼けをしているのかもしれません。
原因2
口紅やグロスなどのリップメイクをきちんと落としていないと、色素沈着を起こし、それがシミになることがあります。口紅などに含まれる油分や色素は、唇にとって強い刺激です。その成分を残したままにしておくと、唇はダメージを受け続けることになります。
また、口紅などに含まれている成分が、肌に合っていない場合も、シミの原因になることがあります。
原因3
食事の後やメイクを落とすときなど、唇は何度もこすったり拭いたりする場所です。その摩擦によって、色素沈着を起こし、シミになることがあります。唇は皮脂や汗がほとんどないため、バリア機能が弱い部位です。そのため、デリケートで刺激を受けやすいのです。摩擦による刺激だけでなく、塩分の強い食べ物や香辛料を多く使った料理も、唇に刺激を与えるので注意しましょう。
まずは、唇が紫外線に当たるのを防ぎましょう。リップクリームにもUVカット効果のあるものが出ています。口紅などを塗る前に、そうしたリップクリームを塗っておくと、紫外線を防ぐことができます。そして、口紅などのメイクはしっかり落とすこと。一見、落ちたように見えても、口紅などの成分が残っていることがあるので、クレンジングを使ってしっかり落としましょう。唇が乾燥すると、紫外線などのダメージを受けやすくなります。
口呼吸をしたり、唇をなめたりすると、唇が乾燥しがちに。唇が乾燥すると、炎症や色素沈着を起こすことがあるので、口呼吸ではなく鼻呼吸を意識し、唇をなめる癖のある人は、なめないように注意しましょう。マスクを使ったり、こまめに水分補給をすると、唇の乾燥予防に役立ちます。
唇の血行を良くすることで、新陳代謝がアップし、ターンオーバーが正常になり、シミの改善につながります。お風呂上がりなどに、唇にリップクリームを塗って、唇の外側から内側に向かって優しくマッサージ。このとき、リップクリームではなく、ホホバオイルを使うのもいいでしょう。
リップクリームを塗り、その上からラップで覆ってパックをする、「リップパック」もおすすめ。お風呂で湯船につかっている時間などに行うと、血行も良くなっているのでさらに効果的です。
クリニックでも、唇のシミ治療を行っています。クリニックではおもにレーザー治療が行われ、とくに「炭酸ガスレーザー」を使用するところが多いようです。
炭酸ガスレーザーは、水に反応するレーザーで、おもにホクロやイボ、盛り上がったシミなどの治療に用いられています。皮膚の表面にのみ作用するため出血も少なく、治療後の回復も早いといわれています。
サイト監修
セオリークリニック院長
筒井 裕介先生
「お一人おひとりに合わせた
"より自然な若さ"をご提案します」
美容のためにクリニックへ通うことに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。けれども、外見が気になって気持ちが前向きになれない、自分に自信が持てないというのはとても残念なことです。
今回監修いただいた筒井先生の在籍するセオリークリニックでは、カウンセリングを重視し、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療を心がけています。美容クリニックは敷居が高いと感じている方も多いかもしれませんが、まずはお気軽にご相談ください。
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