まぶたは皮膚が薄く、紫外線のダメージを受けやすいので、シミができやすい部位のひとつです。まぶたにシミができる原因と予防法、改善法&治療法をまとめています。
原因1
紫外線から細胞核を守るためにメラニンが作られます。このメラニンは、肌のターンオーバーによって、古い角質とともに剥がれ落ちていくので、通常、シミとなって残ることはありません。しかし、加齢によってターンオーバーが乱れ、古くなった角質がいつまでも残ってしまいます。すると、そのメラニン色素が沈着し、シミになってしまうのです。ターンオーバーの乱れは、加齢が原因のことがほとんどですが、ストレスや睡眠不足、食生活の乱れなどによっても起こる場合があります。
原因2
紫外線による日焼けのほか、にきびや皮膚炎、肌に合わない化粧品などを使い続けることによってメラニン色素が沈着し、シミになることがあります。色素沈着は、クレンジングやスキンケアの際に肌をこすりすぎたり、誤ったマッサージなどでも悪化します。とくにまぶたは皮膚が薄いので、かゆみなどで目をこすってしまう場合も要注意。
原因3
まぶたに限らず、シミの一番の原因が紫外線。紫外線をたくさん浴びることで過剰にメラニンが作られると、ターンオーバーでは排出されず、皮膚に沈着してしまい、シミとなって残ります。また、長年紫外線を浴び続けると、そのダメージが蓄積されて、ターンオーバーも乱れ、メラニンも過剰に作られるようになり、シミができやすくなります。
まずは紫外線を防ぐこと。日焼け止めをしっかり塗って、帽子や日傘などを使って、紫外線を浴びないように注意しましょう。目元の紫外線対策には、紫外線をカットしてくれるサングラスやメガネなども有効です。色素沈着によるシミの場合、摩擦などで肌に刺激を与えないようにすることが大切。メイクを落とすときにはゴシゴシこすらない、化粧水や乳液をつけるときには押さえてつけるなど、優しくケアすることを意識しましょう。
睡眠不足やストレスもシミの原因になったり、悪化させたりすることがあるので、しっかり睡眠をとって、ストレスをためないようにすることも大切です。お酒の飲みすぎやタバコの吸い過ぎも、シミが発生したり悪化する原因になるので注意が必要です。
まぶたのシミも、薄いものであれば、ターンオーバーを正常化させることで、改善できる場合があります。トラネキサム酸やアルブチン、ビタミンC誘導体など、ターンオーバーを促す作用のあるスキンケア化粧品を使ってみるといいでしょう。
ビタミンやミネラルが不足することでシミができる場合もあるので、ビタミンやミネラルを意識的に摂るようにしましょう。
これらの成分をしっかり摂るには、サプリメントなどもおすすめです。シミの治療には、ビタミンCやビタミンE、トラネキサム酸などの内服薬による治療も有効です。こうした内服薬は、クリニックで処方してもらうことができます。
クリニックではこのほか、レーザー治療、光治療、注射、点滴などの治療法もあります。
サイト監修
セオリークリニック院長
筒井 裕介先生
「お一人おひとりに合わせた
"より自然な若さ"をご提案します」
美容のためにクリニックへ通うことに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。けれども、外見が気になって気持ちが前向きになれない、自分に自信が持てないというのはとても残念なことです。
今回監修いただいた筒井先生の在籍するセオリークリニックでは、カウンセリングを重視し、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療を心がけています。美容クリニックは敷居が高いと感じている方も多いかもしれませんが、まずはお気軽にご相談ください。
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