赤クマをクリニックで治せば若見え間違いなし!?

目の赤クマの原因は眼輪筋

目の下にできる赤クマや紫クマの原因は、目の周りにある筋肉(眼輪筋)が内側から押し出されて、筋肉や血液の色が皮膚から透けて見えてしまうことによります。

目の周りの皮膚は人体の中で最も薄く、眼輪筋が押し出されるとその色も目立ちやすくなります。つまり、赤クマや紫クマを根本的に解消するには、眼輪筋の状態や、それが圧迫されている原因を改善することが不可欠です。

眼輪筋が押し出される理由

眼輪筋が内側から押し出される原因には、いくつかの理由が考えられます。眼輪筋の下にある脂肪(眼窩脂肪)の下垂(たるみ)によって、奥から眼輪筋が押し出されてしまうケース。これは加齢とともその傾向が出るものです。

さらに骨格や眼球のサイズの影響で赤クマが目立ってしまう場合、こちらは年齢に関係なく10代でも悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。あとはむくみによる膨張や脂肪の膨張などが原因になります。

原因に即した治し方を選ぶ

例えば、加齢による眼窩脂肪の下垂や、生まれつきの脂肪の付き方などが原因の場合、どうしてもセルフケアやエステサロンのケアでは改善が難しくなります。そのため、そのような時は美容皮膚科や美容クリニックでの根本治療がベストです。

一方、たるみや体重増加などによって生じている赤クマであれば、生活習慣の改善やマッサージ、エステサロンや美容鍼などによるケアで解消できる可能性もあります。

美容皮膚科・美容外科クリニックでの治療

美容皮膚科や美容クリニックでは、眼窩脂肪の状態などを診断した上で、外科手術や美容医療機器による根本治療を受けられます。

例えば、眼輪筋を圧迫している眼窩脂肪を除去することで、赤クマを改善できます。また、目の下にある皮膚の下、つまり皮膚と眼輪筋の間にクッションとして特殊加工を施した脂肪やジェルなどを注入することで、筋肉の色が皮膚から透けにくくする治療法も人気です。その他、医療レーザーによって毛細血管を刺激して赤みを軽減させたり、組織を活性化させたりする方法もあります

エステサロンでのケア

エステサロンで受けられるホットマッサージやリンパマッサージによって、血行やリンパの流れを促進し、むくみを解消することができれば、目の周りの状態も落ち着いて赤クマや紫クマが改善される可能性があります。

ただし、目の下の皮膚は非常にデリケートなため、マッサージはきちんとした知識と技術を持つプロに行ってもらうべきでしょう。セルフマッサージなどは赤クマの症状が悪化するケースもありますので、強い力で刺激しないように気をつけましょう。

鍼灸院での美容鍼

鍼灸師による治療で血行やリンパの流れが促進された結果、体調が良くなったり疲労が軽減したりという、東洋医学の効果は昔から知られています。

美容鍼は、これを美容分野に応用したもので、鍼灸治療によって顔や体のむくみを解消したり、肌組織を美しくさせたりという効果が期待されています。

むくみが原因で赤クマになっている場合は、美容鍼によって眼輪筋や表情筋の血行が改善されることで赤クマが目立たなくなる可能性があります。また眼精疲労を軽減すれば、さらに症状が改善されることもあります。

自宅でできるセルフケア

蒸しタオルを使ったホットマッサージや、顔のむくみを解消するリンパマッサージ、表情筋トレーニングは、自宅でも気軽にできる赤クマのセルフケアです。ただし、マッサージなどによってまるで状態の改善が見られない場合、その方法が間違っているか、眼窩脂肪の下垂などが原因である可能性もあり、無理にマッサージを続けるべきでないこともあります。

また、マッサージによって赤クマが改善しない場合、黄色系のコンシーラーなどを使って皮膚の色そのものをカバーしてしまうことも可能です。ただし、メイクによるクマ隠しは根本的な改善ではないため、本当の意味で赤クマをケアしたいのであれば、きちんと目の内側へアプローチすることが必要と言えます。